
郷土博物館の屋根改修工事が3月末をもって全て完了し、銅板が葺き替えられました。
- ドローンによる空撮(令和5年3月8日撮影)
新しい銅板が陽の光に輝いています。どれほど変わったか、葺き替え前の写真と比べてみましょう。
葺き替え前は緑青(ろくしょう)という錆びにより銅板は緑色に変色していました。
しかし、ピカピカになったと思ったのもつかの間、葺き替え直後に工事業者の方から、銅板は空気に触れると酸化していくため、徐々に黒ずんでいくと説明を受けました。
その言葉通り、葺き替えから1か月ほど経った現在では、暗褐色に変化してきています。
特徴的な三角屋根をアップにして、わかりやすく変化を見てみましょう。一番左が葺き替え前、真ん中が葺き替え直後、右が1か月ほど経った現在の様子です。
- 葺き替え前(2022年3月20日撮影)
- 葺き替え直後(2023年2月28日撮影)
- 葺き替え1か月後(2023年4月1日撮影)
緑青で緑色だった銅板が葺き替えによってピカピカになり、1か月で早くも色が黒っぽくなってきている様子がよくわかります。これから年月が経つにつれ、緑青が生じ、美しい緑色に変わっていくことでしょう。
屋根工事は終了しましたが、博物館では現在展示の入れ替え準備を進めており、再開は4月29日(土)からとなります。
ご来館の際は展示だけでなく、博物館の外観にも注目し、その変化もお楽しみいただければ幸いです。皆様のご来館をお待ちしております。