野田市制施行75周年記念事業
令和7年度特別展
野田の浅間様~石に刻まれた富士山への祈り~

日本一の高さを誇る富士山は、古来より、信仰の対象となってきました。特に、江戸時代後期にかけて、富士山を信仰する人たちの仲間である富士講が数多く成立していきます。野田市域では、明治時代を中心に、富士山の信仰に関わる石造物が数多く建立されており、これらは現在でも見ることができます。
市内には、一般的に富士塚と呼ばれる、富士山を模して神社の境内などに造られた塚のほかに、個人の敷地に築かれたごく小さな塚や、「浅間大神(あさまのおおかみ)」などと刻まれた石碑が数多くのこされ、地域住民から「浅間様」と呼ばれています。これらの石造物は、かつて市内に富士山を信仰した人々がいたことを物語っていますが、交通手段が発達し、富士講が衰退した現在、その存在は忘れ去られようとしていると言っても過言ではないでしょう。
本展示が、現在日本を代表する観光地となっている富士山を信仰し、登拝した、当時の人々に思いをはせていただく機会となれば幸いです。

開催概要

会 期 令和7年10月11日(土)~12月15日(月)
会 場 野田市郷土博物館1階展示室
開館時間 午前9時〜午後5時
休 館 火曜休館
入館料 無料
主 催 野田市郷土博物館・市民会館

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