6月11日(土)から、企画展「見て、見て、ハッケン!野田の歴史~考古資料・鈴木貫太郎資料・新収蔵資料から~」が開幕しました(展示の概要はこちらからご覧いただけます)。
サブタイトルにもあるように、①野田市域を中心に出土した石器や土器といった考古資料、②関宿出身の内閣総理大臣・鈴木貫太郎翁ゆかりの資料、③昨年度新たに収集した新収蔵資料、という3つのテーマを紹介する展示となっています。
今回は、考古資料の中から、担当学芸員イチ押しの展示をご紹介します。
今回のイチ押しは、土器の実測作業を紹介したコーナーです。
実測(じっそく)とは、発掘した遺物の形や模様を図面に書き起こす作業を言います。発掘した遺物をよく観察しながら、三角定規などで大きさや厚さを測ったり、真弧(まこ)で形状を写し取ったり、いろいろな道具を使って遺物の様子をていねいに記録していきます。この記録を実測図といい、発掘が終わった後に作られる報告書に載せられる図の元となります。
このほか、郷土博物館のキャラクター・「ドグウのミミー」のモチーフとなったミミズク型土偶(野田貝塚出土、野田市教育委員会所蔵)の実測図も展示しています。ぜひ、ご覧ください。
考古資料コーナーには、土器片のスケッチを体験できるスペースも設けています(小学生対象)。
企画展「見て、見て、ハッケン!野田の歴史~考古資料・鈴木貫太郎資料・新収蔵資料から~」は、9月19日(月祝)まで開催しています。どうぞお越しください。