市内の老人福祉施設「鶴寿園」の入所者4名が市民会館に来館しました。和風建築である市民会館のたたずまいの中で、学芸員と、同施設の介護職員と職場体験実習生の同席のもと、博物館収蔵品の台所道具などを手にして自由に歓談をしました。
※お年寄りに、懐かしさを感じるような映像や写真・道具・建物などをきっかけとして昔の思い出を語ってもらい、楽しみながら元気になってもらう試みのことを「回想法」と言います。当館では、生活用具などの館蔵資料と、登録有形文化財である市民会館(旧茂木佐平治邸)の施設を一体的に活用した事業の一つとして、「鶴寿園」の協力のもと、「回想法」の取り組みを試験的に開始しました。