文化審議会が、市民会館(旧茂木佐平治邸)の庭園を国登録記念物にするよう文部科学省に答申しました。


和風建築の邸宅とともに庭園もその魅力の一つである市民会館ですが、今回の答申ではその庭園が国登録記念物として、今年度中に正式登録されることになります。

庭園は大正時代末年に立てられた邸宅とほぼ同時期に造園されたとみられており、風格のある前庭、かつて湧水を引き込んでいた「流れの庭」、また自然石を立体的に配置した「大泉水」などが見所と言えるでしょう。また、マツ、ウメ、ケヤキ、ツツジなど庭木も四季折々に楽しむことができます。

※記念物とは、貝塚や古墳などの遺跡、庭園や峡谷などの名勝地、動植物などのことを言います。今回、市民会館庭園は、名勝地として良好な保存状態を保っており、造園文化史上意義が深いとみなされ、千葉県内初の登録記念物となることになりました。

市民会館の庭園をもっと楽しもう!

・6月1日(日)10時〜「呈茶席」
・庭園や邸内を案内つきでご見学できます
※案内(「むらさきの里野田ガイドの会」による案内・解説)は要予約となります。
(お問い合わせ:04-7124-6851 郷土博物館)